携帯電話向けコンテンツを配信するナノ・メディア<3783>は、この日(2月2日)、2012年6月期の業績予想を下方修正し、売上高と営業損益を赤字に、当期純損益の赤字幅がさらに拡大する見通しとした。
アーティスト事務所へのトータルソリューションと、事業会社へのトータルプロモーションなどスマートフォンに対応した新サービスを開始したが、新規事業の立ち上げのスピード以上に課金会員数の減少が進行していることに加え、一部大型継続案件が終了する予定となったため、売上高は予想を下回る見込みとなった。保有する固定資産の減損損失44百万円として特別損失に計上したことも響いた。
同社の修正した2012年6月期の業績予想は、売上高21億7700万円(前回予想25億0500万円)、営業損益1億9900万円の赤字(同1800万円)、経常損益1億9800万円の赤字(同1900万円の黒字)、当期純損益2億9700万円の赤字(同3200万円の赤字)とした。決算期は、2011年4月1日~2012年6月となっている。