アイフリーク、2012年3月期業績は営業赤字に転落…スマホへの移行で売上低迷

アイフリーク<3845>は、2012年3月期の連結業績予想が赤字に転落する見通しとなった。同社は、業績予想の下方修正を行い、営業損益を3億8500万円の赤字とした。従来予想は、1億2200万円の黒字だった。スマートフォンからフィーチャフォンへのシフトが進む中、モバイルコンテンツの配信とEコマースの売り上げが低迷したことに加え、商品の評価損8700万円を損失計上することが主な要因。 同社の発表した業績予想は、売上高20億3500万円(前回予想28億5400万円)、営業損益3億8500万円の赤字(同1億2200万円の黒字)、経常損益1億3100万円の赤字(同3億7800万円の赤字)、当期純損益3億8700万円の赤字(同6900万円の黒字)となっている。     今後の展開については、先日、次世代デジタル郵便事業に関して、oakキャピタル、デジタルポストと提携を行い、今後の成長基盤として育てていくほか、位置情報サービス「cocoGe」やデジタル絵本アプリ「こえほん」も収益貢献が期待できる、としている。Eコマース事業は、Web&店頭の複合販売モデルと、多ジャンル商品を低コストで展開できるサービスモデルへの再構築が一定の成果を挙げており、収益性と商品回転率の改善が見込まれるとのこと。会社側は、売上高が回復するめどが立ち、来期は黒字化を見込んでいる。 なお、今回の業績予想の下方修正を受けて、代表取締役社長の伊藤幸司氏の2012年4月から3ヶ月分の月額報酬を10%減額することも発表している。