大和証券キャピタル・マーケッツ(CM)は、2月8日付のディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>のレポートで、一時的な業績停滞局面は第3四半期(10-12月期)までで終了したとし、第4四半期以降、再度の拡大局面に入っていく、との見方を示した。
会社側の発表した第3四半期の営業利益は前四半期比で2%減となったが、2011年12月以降、内製タイトルに加え、「ファイナルファンタジーブリゲイド」、「ONE PIECE グランドコレクション」などの協業タイトルを相次いで投入し、第4四半期のモバコイン消費高は500億円(前四半期比で約22%増)のペースになっているとのこと。
大和CMでは、第3四半期の凹み度合いは想定を上回ったものの、第4四半期以降、協業タイトルで業績は回復に向かうとの従来の見方を改めて強調した。また、第2四半期の業績鈍化からソーシャルゲーム業界の飽和感という懸念となり、SNS関連全般の株価を圧迫したが、今回の発表は状況打破に有効なものとコメントしている。
なお、今後6ヵ月間の目標株価を3000円、投資判断「2/Outperform」の継続とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432