【シード・プランニング調査】スマホ版GREE・Mobageの課金率は高年齢ほど高い傾向…キャリア別ではドコモが高い
シード・プランニングは、Mobage・GREEのスマートフォンゲームユーザー行動調査を実施し、1月11日に続いて第2報を発表した。これは、2011年12月に実施した調査で、1カ月以内にスマートフォンでMobageやGREEのゲーム利用経験のあるユーザー各400サンプルが対象。10代~40代以上の各層に各100人が抽出されている。ただし、10代スマートフォンユーザーの出現率が低いため、20代に不足分を追加としたとのこと。
この調査によれば、課金率などについて男女やキャリア、年齢などによって差が見られた、としている。Mobageユーザーで、お金を「支払う」割合は、全体の20.8%、GREE ユーザーは全体の17.3%で、Mobageのほうが課金率が高い傾向がみられた。Mobageユーザーで「支払う」と回答する男女間の差が顕著であるが、GREEユーザーでは、男女間の差がほとんど見られなかった。
■年齢別課金率
また、Mobageユーザー、GREEユーザーとも、高年齢層ほど課金率が高まる傾向が見られた。Mobageでは、最も課金率の高い40代と、最も低い10代の間で16.2ポイントの差が、GREEでは、最も課金率の高い30代と、最も低い10代の間で7.5ポイントの差がある。年齢が高くなるほど課金率が上がるという結果は、ディー・エヌ・エーやグリーが決算説明会資料で何度となく言及していることである。
■キャリア別課金率
キャリア別課金では、Mobage・GREEともにNTTドコモの課金率が高かった。Mobageでは、最も課金率の高いNTTドコモと、最も低いau/KDDの間で3.6ポイントの差が、GREEではNTTドコモとau/KDDIの差が3.3ポイントとなっている。
■他サイトでの課金率
このほか、Mobage、GREE のユーザーが、スマートフォンで提供される他のゲームを利用する割合は、Mobageのユーザーが36.5%、GREEの利用者が34%である。その課金率は、Mobageユーザーは26%、GREEユーザーは31.4%だった。
■相互登録について
相互登録率については、直近1ヶ月以内にMobageゲームのみを利用したユーザー(GREEは利用していない)のうち、GREEに登録しているユーザー(過去1ヶ月以内に遊んではいないがIDは持っているユーザー)は40.1%だった。同条件のGREEユーザーのMobage登録率は30.5%だった。
MobageユーザーのGREEに登録している割合は、女性のほうが男性よりも大きい。年代別にはGREEに登録している割合は、40代が他の年代よりも少なかった。一方、GREEユーザーのMobage に登録している割合は、男性のほうが女性よりも大きい。年代別では、Mobageに登録するGREEユーザーは20代が最も少ないが、他の年代と比べてそれほど差異はなかった。
なお、この調査結果の詳細は、調査研究レポート「Mobage・GREEのスマートフォンゲームユーザー行動分析調査」として、5万2500円(税込)で販売されている60部の数量限定で、2012年4月までの販売される。
■シード・プランニング
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632