ユークス<4334>は、本日(3月8日)、2012年1月期の連結業績予想について、売上高を下方修正する一方、当期純利益を上方修正した。為替相場の円高が大きく影響したことで売上高が予想を下回る見通しとなったが、新日本プロレスの株式譲渡により純利益は従来予想を73%上回る見通し。
同社の発表した業績予想は、売上高48億1100万円(前回予想49億8400万円)、営業利益6億0300万円(同4億0400万円)、経常利益1億9800万円(同4億1600万円)、当期純利益4億1400万円(同2億3900万円)だった。修正率は、売上高3.5%減、営業利益49.3%増、経常利益52.4%減、当期純利益73.2%増だった。
各項目が減ったり増えたりしているが、変動要因は以下のとおり。売上高については、為替相場が円高水準で推移したことが影響したものの、パチンコ・パチスロ分野での受託タイトルのロイヤリティが好調だったため、営業利益は予想を上回った。
経常利益については、円高の影響で、営業外費用に為替差損が発生したことによる。当期純利益は前述のとおり、新日本プロレスの関係会社株式売却益2億2200万円を特別利益として売却益を計上したため。