ドリコム<3793>は、本日(3月29日)、ソーシャルゲームの開発実績を持つスナウトより、マレーシアでシステム開発を行うSnout Sdn.Bhd.の全株式を取得して子会社化する、と発表した。Snout Sdn.Bhd.は、ドリコムの子会社として、国内外向けのソーシャルゲームの開発を担当する。
ドリコムの主力事業であるソーシャルゲーム市場は急成長を続けているが、今後はスマートフォンの普及により、グローバル化が進む市場環境の中で革新的なサービスをタイムリーに供給していくことが成功の重要な要素となっているという。ドリコムでは事業のさらなる成長のために、日本の文化に理解があり、経済成長の著しいマレーシアに新たな開発拠点を設けることにした、としている。
今回子会社とするSnoutは、日本向けソーシャルアプリの開発や、技術の教育を中心としたエンジニア育成に実績を有している。今後はそうしたSnoutの強みを生かすことで、開発ラインの確保が容易になり、コンテンツの供給スピードを一気に加速させ、今まで以上に多くのヒットアプリケーションを提供できると考えているとのこと。
なお、Snoutは、マレーシアの政府政策である先端企業支援プロジェクト「MSCステータス」を有しており、幅広い層に向けての採用活動を展開できる。現地でも積極的に採用を進めることで、現地の雇用に貢献するとともに事業のグローバル展開を加速する、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793