オプト<2389>は、本日(4月27日)、第1四半期連結決算を発表した。主力の広告やデータベースが伸びたものの、ソーシャル&コンシューマ事業が赤字転落となったため、増収減益となった。
発表された決算は、売上高が18.1%増の190億0300万円、営業利益が同20.9%減の3億1400万円、経常利益が同33.7%減の3億2000万円、四半期純利益が同23.3%増の3億5500万円だった。
事業セグメント別の状況は以下のとおり。
■広告・ソリューション事業は、売上高が15.1%増の177億2700万円、営業利益が22.0%増の4億6500万円だったスマートフォンの取り扱いの拡大をはじめとするインターネット広告販売や、マンションデベロッパーやハウスメーカー向けのクラシファイド広告、中堅・ベンチャー企業向けのインターネット広告の取り扱いが拡大した。
■データベース事業は、売上高が79.5%増の6億3600万円、営業利益が118.5%増の5600万円だった。データ分析事業の収益化に加え、ホットリンクとPlatform IDの業績が堅調に推移した。
■ソーシャル&コンシューマ事業は、売上高が142.5%増の5億1100万円、営業損益が前年同期400万円の黒字から1億6200万円の赤字となった。モバイルファクトリーの業績が堅調に推移し、連結子会社2社が加わったことで売上が大きく伸びた。しかし、単体で引き続き積極的な投資を行ったため、先行費用に押されたようだ。
■海外事業は、売上高が30.2%増の2億0100万円、営業損益が4300万円の赤字(前年同期1500万円の赤字)だった。単体での海外調査・開発費用が増加したことが主な要因。
■2012年12月期の見通し
2012年12月期は、売上高が前期比14.7%増の714億2300万円、営業利益が11.5%増の12億3400万円、経常利益が同6.8%減の12億0700万円、当期純利益が同14.7%増の6億8900万円を見込む。
従来予想からは上方修正されており、売上高が675億9800万円から5.7%、当期純利益が4億2300万円から62.8%引き上げられた。同社では、投資有価証券売却益と、負ののれん発生益1億7400万円を計上するため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オプト
- 設立
- 2015年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 栗本 聖也
- 決算期
- 12月