グリーがモバイルソーシャルゲームのFunzioを2億1000万ドルで買収…「Crime City」や「Modern War」を開発

グリー<3632>は、本日(5月2日)、子会社GREE International, Inc.を通じて、モバイル向けシミュレーションRPGのリーディングカンパニー「Funzio, Inc.」の株式を100%取得し、子会社化する、と発表した。買収金額は2億1000万ドル(約169億円)で、5月中の子会社化を予定している。 グリーは、 2012年6月までにグローバル市場でシームレスなアプリ提供が可能になる「GREE Platform」の展開を進めており、2011年12月末現在、「GREE」のユーザー数は約1.9億に拡大している。2012年3月には、グリーのグローバル拠点初となる世界向けモバイルソーシャルゲーム「Zombie Jombie」の提供を開始した。 一方、Funzioは、AndroidとiOS端末、Facebook、Google+などにアイテム課金型のシミュレーションRPGを展開しており、The Wall Street Journalで「最も革新的なスタートアップTop50」のひとつと評されている。Funzioが開発した「Crime City」や「Modern War」は、北米のApp Storeで売上ランキング2位の実績を誇るほか、最新作「Kingdom Age」もリリース後、順調に推移しており(関連記事)、3タイトルのダウンロード数は合計2000万ダウンロードを超える。 今回のFunzio買収により、グリーはこれら有力なゲームとそれを生み出した優秀な開発チームを獲得することになる。また「GREE Platform」を通じて、Funzio社の開発力とグリーが日本で成功させたモバイルソーシャルゲームのノウハウとが融合され生み出されるハイクオリティなソーシャルゲームを「GREE Platform」を通じ、世界に向けて多数提供できる環境が整うとしている。   グリー株式会社 代表取締役社長 田中良和氏のコメント 「今回の買収は、グリーの今後のグローバル展開に非常に大きな意味を持つものです。Funzio社は世界でもそのクオリティが高く評価されるゲームを生み出しており、優れた人材と開発力を有しています。これから展開される新しい「GREE Platform」において、より多くのユーザーに利用してもらえるサービスが提供できることを楽しみにしています。」 Funzio, Inc. CEO Kenneth Chiu氏のコメント 「世界中にモバイルゲームを届けるノウハウを持つグリーと協力して、ユーザーがどこにいても好きな時に通じ合え、魅力的なゲームで遊べるように共に協力していきます。」
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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