エキサイト、2012年3月期は営業益60%増の3.4億円…広告や有料コンテンツの販売好調で

エキサイト<3754>は、本日(5月10日)、2012年3月期の連結決算を発表し、売上高が前年同期比2.9%減の99億2100万円、営業利益が同60.7%増の3億4000万円、経常利益が同62.5%増の3億9000万円、当期純利益が同83.8%増の3億4800万円だった。

 

 

広告・課金事業、ブロードバンド事業ともに好調だった。純利益のみ大きく伸びたが、これは主として、税務上の繰越欠損金により法人税が免除されたことによる。

セグメント別の状況は以下のとおり。

■広告・課金事業は、売上高が同10.8%増の54億1500万円、営業利益が同19%増の7億6100万円だった。ポータルサイト「excite」の広告商品の販売や、婚活サイトや電話占いの有料サービスが伸びたことに加え、人気アイドルグループ「AKB48」の公式ファンサイト運営による収益が寄与した。

■ブロードバンド事業は、売上高が同15.5%減の53億3200万円、営業利益が同18.2%増の2億7600万円だった。NTTの回線サービス「Bフレッツ」とISPサービスをセットで販売する料金プランからISPサービスのみを取り扱う方式に変更したことに伴って減収となった。しかし会員増に加え、運営体制や取引条件の見直しが収益性の向上につながった。

 

■2013年3月期の見通し

2012年3月期は、売上高が前期比1.8%増の101億円、営業利益が同52.7%増の5億2000万円、経常利益が同40.8%増の5億5000万円、当期純利益が同43.4%増の5億円を見込む。