デジタルガレージ<4819>が本日(5月11日)発表した第3四半期の連結決算は、売上高が49%増、経常利益が804%増と大幅な増益となった。インターネット広告やオンライン決済サービスが伸びたことに加え、ベンチャーインキュベーション事業での株式売却を行ったことが主な要因だった。
同社の発表した決算は、売上高が前年同期比49.5%増の115億円、営業利益が20億1100万円(前期3億円の赤字)、経常利益が同804.7%増の28億5800万円、四半期純利益が同757.4%増の23億5800万円だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■ハイブリッド・ソリューション事業は、売上高が同19.4%増の79億8400万円、営業利益が同60.0%増の8億2000万円だった。決済ソリューションが引き続き伸長するとともに、広告・プロモーションなどウェブマーケティングが好調だった。
■メディア・インキュベーション事業は、売上高が同28.8%増の9億8500万円、営業損益5900万円の赤字(前年同期1億8700万円の赤字)だった。Twitterの公告を販売しながら、現在、新規メディアの開発に取り組んでいるとのこと。
■ベンチャー・インキュベーション事業は、売上高が同949.6%増の25億3000万円、営業利益が20億2400万円(前年同期8300万円の利益計上)だった。保有株式の一部売却を行ったことが主な要因。
■2012年6月期の見通し
2012年6月期は、売上高が前期比24.7%増の138億円、営業利益が同896.5%増の13億5000万円、経常利益が同157.0%増の25億円、当期純利益が同113.1%増の21億円を見込む。