クルーズ<2138>は、本日(5月14日)、2012年3月期の決算を発表し、売上高69%増、営業利益73%増を大幅な増収増益を達成した。売上高、利益はいずれも過去最高を達成した。
「Mobage」を中心に展開しているソーシャルゲームの売上が引き続き伸長したことが主な要因だった。「熱血硬派くにおバトル」や「チーム×抗争!ギャングキング」に続き、「神魔×継承!ラグナブレイク」が過去最高売上となった。2012年3月末の会員数は累計826万人となった。
同社の発表した決算は、売上高89億3500万円(前期比比69.1%増)、営業利益19億5500万円(同73.0%増)、経常利益19億5500万円(同73.1%増)、当期純利益11億3900万円(同73.6%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■インターネットコンテンツ事業は、売上高70億9200万円(同79.2%増)、セグメント利益17億6500万円(同115.1%増)となった。「熱血硬派くにおバトル」や「チーム×抗争!ギャングキング」に続き、「神魔×継承!ラグナブレイク」が過去最高売上となった。「神魔×継承!ラグナブレイク」の月商は、開始2ヶ月目で月1億5000万円を突破し、現在も伸び続けているとのこと。
なお、第4四半期の売上と利益は、第3四半期に比べて低下した。同社では、これは直近の収益ばかりを追い求めるよりもクオリティを重視する方針に転換したため。大きな売上を見込めるタイトルに絞り1タイトルに関わる開発者やクリエイターなどを増員したという。
■インターネットコマース事業は、売上高15億3200万円(同77.5%増)、セグメント利益3700万円(同45.4%減)だった。
■インターネットソリューション事業は、売上高3億1000万円(同32.8%減)、セグメント利益1億5300万円(同36.6%減)だった。
■2013年3月期の見通し
2013年3月期は、売上高110億円(前期比23.1%増)、営業利益20億円(同2.3%増)、経常利益20億円(同2.3%増)、当期純利益12億円(同5.3%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138