電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した4月のパソコンの国内出荷台数は前年同月比3.9%増の93万9000台となった。3ヵ月連続のプラスとなった。
けん引役となったのは、ノートPC。法人向けでノート型を中心にリプレース需要が引き続き堅調に推移し、前年同月比9.8%増の70万9000台となった。PC出荷台数に占めるノートPCの比率は、同75.5%と過去最高となった。
一方、デスクトップは10.9%減の23万台だった。とりわけ、「オールインワン」と呼ばれる本体とディスプレーが一体になったタイプが19.2%減と落ち込みが激しかった。
また出荷金額については、同7.3%減の693億円だった。そのうち、デスクトップが同22.2%減の180億円、ノート型が同0.2%減の513億円となった。出荷台数が伸びているものの、1台あたりの単価の下落が続いていることが伺える。