昨日IPOのモブキャストの初値は2301円…初値上昇率はエイチームを抜いて今年トップに

東証マザーズに上場したモブキャスト<3664>株式は、本日（6月27日）、取引が成立し、初値は2301円だった。公開価格880円の2.8倍にあたる水準。株式新聞の報道によれば、初値上昇率は4月に上場したエイチームを超えて今年トップとのこと。モブキャストは、昨日、朝方から買いが殺到し、売買が成立しなかった。 同社は、独自のモバイルソーシャルゲームプラットフォーム「mobcast」を通じて、ソーシャルゲームサービスを提供している。実名・実写の選手が登場するプロ野球カードゲーム「モバプロ」をはじめ、サッカーゲーム「Webサッカー」、競馬カードゲーム「モバダビ」などが主力タイトルとなっている。 昨日、スポーツに関連した自社タイトルの充実や「mobcast」のオープン化、ゲームエンジンの海外へのライセンス供与などを通じて収益を拡大する成長戦略を明らかにしており、市場での期待感も強いようだ。 なお、初値で計算した時価総額は、約145億4800万円となっている。同業他社の時価総額を見ると、KLab<3656>が151億円、クルーズ<2138>が77億円、エイチーム<3662>が136億円、ボルテージ<3639>が43億円、ケイブ<3760>が15億円などとなっている。