インターネットイニシアティブ(IIJ)<3774>は、本日(7月24日)、米国向けにゲームやアプリケーションを提供するGREEパートナー専用のクラウドサービス『GREEクラウド powered by IIJ GIO US』の提供を開始した。
IIJでは、すでに米国で2012年3月より、ソーシャルアプリゲーム向けのクラウドサービス「IIJ GIO USサービス」を提供しているが、今回は、グリーと連携してGREEパートナーが米国内でより手軽に配信環境を構築できるクラウド基盤を提供する。
仮想サーバから専用サーバまで用途に合わせた4種類のメニューを月額$65から提供する。全てのメニューにネットワーク通信料金が含まれているほか、Fusion-io社製の高速ドライブを搭載したサーバも選択できるなど、GREEパートナーは、会員規模や提供するゲーム特性に合わせて、必要な基盤を自由に選択し、定額制で利用できる。特にこれから米国展開を開始するGREEパートナーにとっては、設備投資のコストや手間をかけずに、短期間で円滑に米国内での配信環境を構築できる。
また、IIJのエンジニアがクラウド環境の構築から運用までをトータルでサポートするため、米国内にオフィスを持たないGREEパートナーであっても手軽に利用できる。日本での契約が可能なうえ、要望にあわせて日本円、ドル建てのいずれかで支払うことができる。
IIJ GIO USサービスは、主に西海岸に設備を構築しており、米国内の主要I.Xや米国内のソーシャルネットワーク事業者に高い接続性を実現する。また、米国内に構築したIIJ独自の高品質なバックボーンネットワークを通じて、東海岸にもシームレスに接続できるという。