データセンター大手のさくらインターネット<3778>は、第1四半期(4-6月期)の決算を発表し、売上高23億4000万円(前年同期比3.0%増)、営業利益2億5800万円(同16.6%減)、経常利益2億4300万円(同18.8%減)、四半期純利益1億4500万円(同36.5%減)だった。
同社では、レンタルサーバサービスとVPSサービスを中心に売上高が伸びたものの、前期中に施設拡張した堂島データセンターと石狩データセンターに伴うコストが増加したため、利益面では減益となった。また石狩データセンターの建設資金として調達した借入金の増加に伴う支払利息の増加なども収益を圧迫した。
■2013年3月期の見通し
2013年3月期は、売上高が前期比6.9%増の98億円~11.3%増の102億円、営業利益が同14.2%減の7億5000万円~8.7%増の9億5000万円、経常利益が同15.9%減の6億8000万円~1.4%増の8億2000万円、当期純利益が同28.1%減の4億円~10.2%減の5億円となる見込み。
クラウドサービスの課金停止などの影響で売上高は計画をやや下回ったものの、石狩データセンターを供給拠点とする大型案件の引き合いが新たに浮上したため、計画は据え置きとしたのこと。現在、受注に向けて鋭意努力しているという。
会社情報
- 会社名
- さくらインターネット株式会社
- 設立
- 1999年8月
- 代表者
- 代表取締役社長兼最高経営責任者 田中 邦裕
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3778