コーエーテクモHDの1Qは経常赤字に…大型タイトルの開発費や有価証券評価損などで

コーエーテクモホールディングス<3635>の第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高58億6100万円(前年同期比12.7%減)、営業利益2400万円(同92.8%減)、経常損益5億0900万円の赤字(前年同期は4億7600万円の黒字)、四半期純損益4億8800万円(前年同期2億6500万円の黒字)だった。7月19日付の日本経済新聞の観測記事では、営業損益ゼロと報じられていたが、それを上回る着地となった。         同社では、減収・経常赤字となったが、主力タイトルの発売を第2四半期以降に予定しているため、開発費など先行費用が発生したため、としている。開発中のタイトルの開発費については、通常のゲームソフト会社のように資産計上して発売と同時に費用に計上するのではなく、開発中から費用計上することで知られている。さらに経常損益は赤字転落となったが、これは、営業外費用の有価証券評価損、有価証券償還損、為替差損が増加したため。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ゲームソフト事業は、売上高37億4100万円(同19.2%減)、セグメント利益4800万円(同84.5%減)だった。「真・三國無双 VS」や「三國志12」を発売するとともに、子会社ガストから「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」、「アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~」を発売した。 ■オンライン・モバイル事業は、売上高12億6400万円(同10.0%減)、セグメント利益2億3400万円(同17.6%減)だった。「100万人の信長の野望」や「100万人のWinning Post」が好調を維持しているほか、スマートフォン向け「100万人の真・三國無双」のサービスを開始した。 ■メディア・ライツ事業は、売上高1億9000万円(同2.6%減)、セグメント損失7500万円だった。キャラクターグッズやイベント映像を収録したDVDなどの関連商品が好調な売上だったが、第2四半期以降にリリースする予定のタイトルの開発費を計上したため、営業損失になった。 このほか、SP事業が売上高2億6600万円(同133.3%増)、セグメント利益9000万円(同1400%増)、アミューズメント施設運営事業が売上高4億2500万円(同2.5%減)、セグメント利益1800万円(同21.7%減)だった。     ■2013年3月期の業績見通し 2013年3月期は、売上高390億円(前期比9.8%増)、営業利益70億円(同21.6%増)、経常利益83億円(同11.1%増)、当期純利益50億円(同7.7%増)を見込む。    
株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高524億4300万円、経常利益363億8300万円、最終利益275億3800万円(2021年3月期)
上場区分
非上場
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