UEI、映画監督の樋口真嗣氏をCVOとして招聘…enchant.jsの次世代製品の開発に参画

ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、本日(8月20日)、映画監督の樋口真嗣氏をCVO(チーフ・ビジョナリー・オフィサー)として招聘したことを明らかにした。 樋口氏は、絵作りに定評のある監督として知られ、特に『表示系CG』と呼ばれる映画・アニメに登場する画面のデザインに関して豊富な経験を持っている。樋口氏は、UEIの研究部門でスマートフォン向けユーザーインターフェイス(UI)や、enchant.jsの開発などを担当する秋葉原リサーチセンター(ARC)に参画し、コーポレートアイデンティティ(CI)や製品デザインなどの最終決定に関わっていく。 同社では、今回、あえて業界外部の人物を招聘した背景として、スマートフォン向けUIやゲームエンジンなどを開発する上で世界的な競争激化があると説明している。スマートフォン向けのUIは、画一化されており、差異化・差別化が難しくなるなか、技術から積み上げるボトムアップ型のデザインは限界に達しつつあり、最大の問題はビジョンの欠如にあると指摘。 そこでUEIは、技術のボトムアップ型ではなく、人々が魅力を感じるような新しい『ビジョン』を樋口 氏と経営陣らとで二人三脚で創りだしていくことにした、としている。