プロレスなど格闘技関係のゲームソフト開発に強いユークス<4334>は、第2四半期(2~7月期)の連結決算を発表し、売上高5億6700万円(前年同期比20%減)、営業損益1億7400万円の赤字(前年同期3億9900万円の赤字)、経常利益3100万円(同6億8600万円の赤字)、四半期純利益2900万円(同4億1600万円の赤字)だった。
同社では、受託ソフトの売上計上が下期にずれ込んだため、減収となったものの、営業外収益で為替差益(1億7400万円)が発生したため、経常利益、最終利益は黒字転換に成功した。受託ソフトとは、日経新聞の報道によれば、パチンコ・パチスロ向けの受託ソフトだったとのこと。
トピックスとしては、UFCをモデルにした「UFC Undisputed 3」が海外と国内で販売されたほか、自社ソフトでは「わんこのじかん」(Mobage)や「Real STEEL」のダウンロード配信を開始しており、収益に寄与した、としている。また、米国で行われている女性のみによるフットボールリーグ「LFL」とライセンス契約を行い、ゲーム化権を取得した。
なお、売上計上時期のずれ込みにより、貸借対照表での仕掛品は11億2700万円と85.9%増加した。
■2013年1月期の見通し
2013年1月期は、売上高28億9300万円(前期比39.9%増)、営業利益2億1600万円(同64.2%減)、経常利益4億1300万円(同108.4%増)、当期純利益3億7600万円(同9.2%減)を見込む。従来予想からは変更なし。