大和証券は、3月28日付けの「STOCK NEWS」で、ミクシィ<2121>を取り上げている。
同社の運営する「mixi」は、登録制に変更後、鈍化していた会員の伸びが回復したものの、「モバゲータウン」や「GREE」など携帯電話向けゲームから拡大したSNSと異なり、PCでかつソーシャル部分を中核に据えたため、収益の伸びは他社に比べて緩やかなものとなっている。
しかし、大和証券では、そうしたなかでもSNS強化に取り組む同社の姿勢を高く評価している。特にスマートフォンについては、機能の大半の対応が完了し、国内のスマートフォン市場の拡大に合わせて、スマートフォン経由のログインユーザー数やPVが伸びていることが確認されると指摘している。
さらに、3月11日に発生した東日本大震災発生では、安否確認などのために活用されたことが散見されるだけでなく、海外でも北アフリカや中東の反政府デモにみられるように、SNSが大きな人の動きを支えているとし、SNS強化を進めるミクシィのメディア力は今後評価されるとの見方を示している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121