モーションビートの今期、6000万円の営業赤字に…フィーチャフォン向け広告の急減と有価証券の下落で

モーションビート(旧ngi group)<2497>は、本日(10月9日)、2013年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高40億円(前回予想55億円)、営業損益6000万円の赤字(同6億円の黒字)、経常損益6500万円の赤字(同6億0300万円の赤字)、当期純損益2億5000万円の赤字(同5億4500万円の黒字)とした。最終赤字は2009年3月期以来となる。     フィーチャーフォンからスマートフォンにデバイスが置き換わるなか、フィーチャーフォン向け広告主の出稿縮小、見直しが相次ぎ、広告代理事業とアドネットワークが事業の収益が大きく予想を下回ることに加え、保有している上場営業投資有価証券の株価が下落したため、と説明している。 また投資有価証券については、株価をヘッジすることで株式市況の影響を受けないようにしていたものの、一部ヘッジされていない株式が市場の影響が出たとのこと。現在、ヘッジを行なっているため、今後株価変動の影響はなくなるという。 純損益については、課税所得が生じない可能性が高いと判断し、前期に計上した繰延税金資産1億4500万円(前期有価証券報告書上は繰延税金負債と相殺)を取り崩したことが主な要因。 なお、モーションビートでは、現在、スマートフォン向け広告に注力しており、BYPASSの利用広告主、adstirの登録メディアともに順調に増加しているとしている。