【ワークポート調査】2月のモバイル業界の採用動向-スマートフォン向けエンジニアの採用がさらに活発化

IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、本日(3月29日)、2月のモバイル業界の採用動向を発表した。 iPhoneやAndroidアプリといったスマートフォン向けエンジニアの採用が、前月よりさらに増加した、としている。ただ、アプリの企画段階やリリース後の運用への参加にも期待されているため、プログラミング言語経験だけでなく、アイデアの有無や新たな知識を習得する意欲といった部分が求められているという。 反面、スマートフォンの登場によってPCとモバイルの境界線があいまいになり、モバイル専業でサイトを開発する仕事は減少し始めたと指摘。モバイルサイト制作・デザイナーの今月の新規募集はなく、求められる技術や要素はPCと共通化してきているとのこと。 また、モバイルプランナー・ディレクターは、エンタメ系コンテンツを扱うモバイルコンテンツプロバイダからの求人が伸びているが、選考面はエンジニアに比べてやや慎重な傾向にあるようだ。30歳前後からはマネジメント経験も必要とされており、経験が少ない場合や肩書きがない場合には「サイトの予算管理や顧客折衝」「社内制作部署へのディレクション」「後輩指導」といった経験が有効だという。 今後の見通しについて、ワークポートでは、スマートフォン向けエンジニアでは、自ら作成したアプリを手元の端末で紹介しながら話を進める形式の面接が出始めるなど、事前準備の必要性がより高まっているとし、プログラミング言語経験に加え、企画・開発したいビジネスアプリのアピールや運用面の重要性を学ぶ努力が重要になっていく、との見方を示している。   ■IT転職ナビ http://www.itnavi.jp/ ■IT・インターネット・ゲーム業界転職支援 http://www.workport.co.jp/