KDDI<9433>とmedibaは、12月上旬より、スマートフォン向けの広告配信サービスとして、年齢層や性別などに基づく「統計パターン推奨型広告」と、過去の広告閲覧状況に基づく「閲覧パターン推奨型広告」の提供を開始する。
このサービスは、ユーザーの趣向に合った広告を配信する広告サービスで、スマートフォンを通じたショッピングシーンが拡がる一方、広告主には、アプローチしたい潜在顧客に的確に情報提供が可能となる。アプリ事業者やサイト運営者の収益の向上に繋がり、スマートフォンを利用するユーザーにもより安価で魅力的なサービスの登場が期待できる、としている。
またプライバシー保護については、第三者に顧客を開示することなく、サービス提供する体制を構築したとのこと。閲覧パターン推奨型広告は、KDDI研究所が考案した、個人を特定できない独自IDを履歴の管理に用いて、任意のタイミングで独自IDの生成・消去が可能な新技術を採用したという。統計パターン推奨型広告は、顧客情報を管理する情報開示ページを開設する。
なお、推奨型広告配信を希望しないユーザーには、スマートフォンの広告枠に表示される「i」マークから、簡単に履歴の消去や独自IDを用いた情報取得・蓄積を中止するようにすることもできる。