アドウェイズ、13年3月期の業績予想を修正…広告売上伸びるも人件費など先行費用が発生

アドウェイズ<2489>は、本日(10月31日)、2013年3月期の連結業績予想を修正し、売上高195億円(前回予想185億円)、営業利益2億5000万円(同4億円)、経常利益2億8000万円(同3億7000万円)、当期純利益2億円(同1億5000万円)とした。 営業利益、経常利益を下方修正し、売上高と当期純利益を上方修正した。従来予想からの修正率は、売上高5.4%増、営業利益37.5%減、経常利益24.3%減、当期純利益33.3%増となる。     同社では、国内の広告事業が好調に推移したことで、売上高は従来予想を上回る見込みとなった。利益率の高いアプリ事業の売上減少による利益率低下を広告の売上増でカバーしたようだ。営業利益と経常利益は、人件費等の費用の増加による。当期純利益は当社保有の投資有価証券を売却したことにより、上方修正となった。   ■2013年3月期の見通し 第2四半期の連結決算は、売上高97億5500万円(前年同期比10.5%増)、営業利益1億3900万円(同75.2%減)、経常利益1億8800万円(同67.2%減)、四半期純利益6100万円(同82.3%減)だった。  

  ・広告事業は、売上高82億0400万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益6億8900万円(同16.0%減)だった。「Mobage」向けのサービス提供が本格化したほか、スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」が累計1200万ダウンロードを突破した。しかし、人件費などの費用が増加したため、セグメント利益は減益となった。 ・アプリ・メディア事業は、売上高7億3200万円(同10.0%減)、セグメント利益6300万円(同65.2%減)だった。「カイブツクロニクル」や「小悪魔キャバ嬢らいふ」、「煙に巻いたらさようなら。」など継続して収益を上げるとともに、「たねっこいきもの」などをリリースした。中国向けアプリを日本向けにカスタマイズして国内に配信するパブリッシング事業も開始。一方、開発体制を強化するためにエンジニアを多く採用しているため、セグメント利益は減少した。 ・海外事業は、売上高8億1300万円(同64.5%増)、セグメント損益9400万円の赤字(前年同期2700万円の利益計上)だった。「AppDriver China」の取引が引き続き拡大したほか、中国に進出する日系企業、外資企業、現地企業に対し、アフィリエイト広告「CHANet」を軸として純広告やサイト制作等の取引高が増加した。しかし、海外向け人員を増強したため、セグメント損益は赤字となった。
株式会社アドウェイズ
http://www.adways.net/

会社情報

会社名
株式会社アドウェイズ
設立
2001年2月
代表者
代表取締役社長 山田 翔
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2489
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