コナミ、第2四半期は営業益37%減…家庭用ゲームの販売減と遊技機の落ち込みで

コナミ<9766>は、本日(11月1日)、第2四半期(4-9月期)の連結決算(米国会計基準)を発表し、売上高及び営業収入1066億7300万円(前年同期比13.3%減)、営業利益125億6300万円(同37.8%減)、四半期純利益69億5500万円(同39.3%減)だった。第1四半期に続いて減収減益となった(関連記事)。

 

 

減収減益となったが、主にゲームソフトを手がけるデジタルエンタテインメント事業と、遊技機事業の落ち込みが主な要因だった。

 

 

主力のデジタルエンタテインメント事業は、売上高527億円(同9.2%減)、営業利益117億円(同22.5%減)だった。コンシューマゲーム、SNS、eアミューズメント、カードゲームがいずれも前年同期比でマイナスとなった。

 

 

ソーシャルゲームを中心とするSNSの売上高は同6.5%減の158億円だった。「SNS」には、従来のフィーチャーフォン向け公式サイトや、オンラインゲームなども含まれているため、内訳は不明だが、ソーシャルゲームは順調だったとしている。

「ドラゴンコレクション」の累計登録者数が650万人を突破したほか、「戦国コレクション」、「クローズ×WORST~最強伝説~」、「プロ野球ドリームナイン」など主力コンテンツの登録者数も順調に推移し、収益に貢献したとのこと。

家庭用ゲームソフトについては、日本での販売が落ち込んだ。米州が37.9%増の229万本、欧州も前年並みの252万本と海外で堅調に推移したものの、日本は55.9%減の134万本だった。

このほかのセグメントについては、健康サービス事業は、売上高403億円(同3.1%減)、14億円(同27.3%増)、ゲーミング&システム事業は、売上高114億円(同8.6%増)、営業利益29億円(同3.6%増)、遊技機事業は、売上高26億円(同80.4%減)、営業利益2億円(同94.6%減)だった。

 

■2013年3月期の見通し

2013年3月期は、売上高及び営業収入が前期比1.6%増の2700億円、営業利益が同0.4%増の411億円、当期純利益が同0.4%増の231億円を見込む。従来予想からは変更なしとなっている。

 

 

当サイトと関連の深いソーシャルゲームについて触れておくと、「ドラゴンコレクション」や「戦国コレクション」、「クローズ×WORST~最強伝説~」、「プロ野球ドリームナイン」に続くヒットコンテンツを産み出すため、これまでに培った制作・運営ノウハウや豊富なコンテンツを活かしてラインナップの拡大を進めるとともに、多様なデバイスに対応する。

また、海外の新たなプラットフォーマーへの展開を積極的に図るとともに、有力コンテンツとのシナジーによる魅力的なコンテンツの配信も進めていく。本年度中には人気タイトル「メタルギア」シリーズ初のソーシャルコンテンツ「メタルギア ソリッド・ソーシャル・オプス」も配信する予定。

 

©2012 KONAMI

株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
企業データを見る
コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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