エイティング、12年9月期は減収・営業増益…スマホ向けソーシャルゲーム開発にも注力

ゲームソフトの受託開発を行うエイティング<3785>は、本日(11月9日)、2012年9月期の連結決算を発表し、売上高20億8300万円(前年同期比4.9%減)、営業利益2億2300万円(同5.5%増)、経常利益2億2600万円(同8.1%増)、当期純損益1億1300万円の赤字(前期9400万円の黒字)だった。

   

主力のゲームソフト開発事業で、開発業務の内製化を進めた結果、原価低減や販管費の抑制に成功し、営業利益、経常利益は増益となった。大型タイトルの本格的な着手と売上計上が次期にずれこんだため、売上高は前期を下回った。同事業の売上高は、16億0200万円(同19.2%減)、営業利益6億6000万円(同6.0%増)だった。

一方、ソーシャルゲームの開発体制を整えたモバイルコンテンツ事業は、売上高が131.3%増の4億8000万円と大きく伸びたものの、開発体制を強化するための先行投資がかさんだことが影響し、営業損益は7700万円の赤字(前期3200万円の赤字)となった。 最終損益は赤字だった。PCオンラインゲームの開発中止に伴い、開発中だったオンラインゲームの評価損(減損損失)を2億8800万円計上するため。  

■2013年9月期の見通し

2013年9月期は、売上高26億3800万円(前期比26.7%増)、営業利益3億0100万円(同34.6%増)、経常利益3億0400万円(同34.1%増)、当期純利益2億2900万円(黒字転換)を見込む。

   

ゲームソフト開発については、引き続き大型案件の開発を中心に、ハイエンド機向けの高精細化や、新たなプラットフォームへの対応を進めていく。またモバイルに関しては、スマートフォン向けのソーシャルゲームを中心に開発を進めていく方針。

株式会社エイティング
http://www.8ing.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイティング
設立
1993年3月
代表者
鮫島保彦
決算期
9月
上場区分
未上場
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