本日IPOのenish株式は初値付かず、公開価格の2.3倍の1840円買い気配…成長戦略も公開

本日東証マザーズに新規上場したenish<3667>株式は、買い注文が殺到し、この日は取引が成立せず、値付かずとなった。朝方から買い気配で始まり、公開価格800円の2.3倍に相当する1840円。売り注文43万2200株に対して買い注文が125万株となっており、差し引き81万7800株の買い超過だった。

新規上場企業では、ソーシャルゲーム関連銘柄が人気になっていることに加え、新規上場時の公募・売出の規模も小さく、需給面での懸念が乏しいこともあって、個人投資家を中心に短期値幅取りの買いが集まりやすくなっているようだ。

また、本日の最終気配値1840円で時価総額を弾くと約45億円となる。比較対象としてソーシャルゲーム関連会社をみていくと、ドリコム<3793>が時価総額99億円、クルーズ<2138>が120億円、KLab<3656>が155億円、ボルテージ<3639>が45億円、エイチーム<3662>が303億円などとなっている。

 

■成長戦略も明らかに

なお、同社はこの日、今後の成長戦略も明らかにしている。現在、同社の持つ強みとして、(1)経営シミュレーションゲームのカテゴリーキラー、(2)複数のプラットフォームでの展開実績、(3)Online to Offline展開の先駆けをあげ、これらを活かした成長を目指す。

 

 

 

「ぼくのレストラン2」と「ガルショ」が長期間にわたってセールスが安定して伸びていることから、引き続き品質向上と高速PDCA、業務効率化を進めていく。またコンテンツ展開について、も経営シミュレーションに加え、RPGやカードバトルの仕組みを取り入れたゲームもヒットし、あらゆるトレンドに対応したポートフォリオを構築する。

 

 

 

 

またプラットフォームの展開については、「GREE」を中心に「mixi」、「Mobage」、「Ameba」、「engag!」でのリリース実績とプラットフォーマーとの良好な関係と協力体制で国内で引き続き成長を目指すとともに、ネイティブアプリと海外展開を強化する。

 

 

 

OtoOについては、ゲームユーザーの限定アイテムを獲得する強いモチベーションをフックに提携店舗に送客するサービスを展開する。すでに「ぼくのレストラン2」などでは、リンガーハットやローソン、チャルメラ、スパリゾートハワイアンズなどと連携して多くのユーザーを送客した実績がある。

 

 

上場を契機に事業展開を大きく変えていくというものではなく、ここ最近、同社が行なってきた施策をさらに強化していくというイメージであろうか。

株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高38億9200万円、営業損益2億5700万円の赤字、経常損益2億6700万円の赤字、最終損益2億7900万円の赤字(2021年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
企業データを見る