ジャフコ、第3四半期は営業益119%増…IPO増加でキャピタルゲインが増加

ベンチャーキャピタル大手のジャフコ<8595>は、本日(1月23日)、第3四半期(2012年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高115億0600万円(前年同期比11.3%減)、営業利益29億2000万円(同119.4%増)、経常利益38億8600万円(同41.7%増)、四半期純利益26億6900万円(同52.3%減)だった。  

  株式市場の回復とIPOの活性化に伴い、投資先のIPOが国内15社(前年同期14社)、海外6社(同2社)と増加したことに加え、未上場有価証券の売却益も寄与した。営業投資有価証券売上高は前年同期比27.3%減となったものの、キャピタルゲインは21億5700万円とプラスになった。前年同期は、24億4000万円の損失計上だった。 また最終利益が前年同期比マイナスとなったが、これは前期に計上された野村土地建物株式の売却益が今期計上されなかったため。   ■2013年3月期の予想は非開示 2013年3月通期の見通しについては非開示としている。同社では、「国内・海外の株式市場並びに新規上場市場の影響を強く受け、収益水準の振幅が大きくなるため、業績予想を合理的に行うことは困難で」あるため、としている。