4月8日付けの日本経済新聞夕刊は、「注目株を斬る」で、バンダイナムコホールディングス<7832>株価の上値の重さを指摘している。
報道によれば、アミューズメント施設や商品発売計画への震災の直接的な影響は限定的なようだが、東北、関東甲信越にあるアミューズメント施設が夏場の電力不足の影響で受ける影響や、商品販売にも消費者の買い控えの影響が懸念されているとのこと。
前期(2011年3月期)の業績は、前期比7.2倍の135億円を計画するなど好調だが、今期の業績について、会社からの明確な情報が少ないことが不透明感につながっている、としている。
【コメント】
ちなみに、バンダイナムコの4月8日終値は、1株874円。TOPIXとバンダイナムコ株の指数化チャートを示したのが下のグラフになる。3月11日時点を「100」としてその後の推移を見たものだが、確かにTOPIXに比して株価の戻りが鈍いことがわかる。