ドワンゴ、第1四半期決算は営業益38%増を達成…niconicoは過去最高業績

ドワンゴ<3715>は、本日(2月7日)、第1四半期(2012年10~12月期)の連結決算を発表し、売上高85億8600万円(前年同期比6.0%減)、営業利益7億円(同38.1%増)、経常利益7億1500万円(同38.9%増)、四半期純利益7億2200万円(同115.1%増)だった。     ライブ事業での赤字幅が減少したことに加え、「niconico」を運営するポータル事業の利益が大きく伸びたことが主な要因だった。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ポータル事業は、売上高37億8200万円(同21.1%増)、セグメント利益7億9000万円(同208.6%増)だった。「プレミアム会員」が順調に増加しており、売上に貢献しているほか、広告収入やポイント収入なども伸びた。会員数は、 前年同期は149万人だったが、181万人に増加した。     ■モバイル事業は、売上高34億9900万円(同5.6%減)、セグメント利益1億0600万円(同86.5%減)だった。フィーチャーフォン向けの音楽配信サービスが大きく減少したほか、スマートフォン向けサービスの積極的な広告宣伝を行ったことが主な要因。 ■ゲーム事業は、売上高9億4800万円(同48.3%減)、セグメント利益1億2200万円(同31.1%減)だった。ポケモンと共同開発したゲームソフト「ポケモン不思議のダンジョン~マグナゲートと∞迷宮~」、海外タイトルの国内版「セインツロウ ザ・サード」が売上に貢献したものの、パッケージソフトの自社ブランドタイトル数が前年同期に比べ少なかった。 ■ライブ事業は、売上高1億円(同4.8%減)、セグメント損益8800万円の赤字(同1億4300万円の赤字)だった。「ニコニコ文化祭ツアー2012」を行うとともに、ライブハウス「ニコファーレ」では、「ネット党首討論会」や「東京都知事選挙公開討論会」のネット連動型公開討論会を開催した。各種イベント向けにホールの貸出なども行った。   ■2013年9月期の見通し 2013年9月期は、売上高375億円(前期比3.5%増)、営業利益20億円(同47.8%増)、経常利益20億円(同55.9%増)、当期純利益23億円(前期5億0600万円の赤字)を見込む。