マーベラスAQL、第3四半期は大幅増収増益…合併2社が通年寄与、ゲーム事業も好調

マーベラスAQL<7844>は、本日(2月8日)、第3四半期(2012年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高121億4300万円(前年同期比93.9%増)、営業利益17億1500万円(同248.0%増)、経常利益18億7300万円(同255.8%増)、四半期純利益13億8600万円(同43.6%減)だった。     2011年10月に合併したAQインタラクティブとライブウェアが通年で連結に加わったことに加え、ソーシャルゲームやオンラインゲームに加え、家庭用ゲームソフトが好調に推移したようだ。最終利益のみ減益だが、これは業績合併したことで前期発生した負ののれん発生益(22億円)が今期は発生しなかったため。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■オンライン事業は、売上高57億2600万円、セグメント利益は6億3200万円だった。モバイルソーシャルゲーム「一騎当千バーストファイト」が好調に推移したことに加え、「戦乱カグラ NewWave」も順調な立ち上がりを見せた。またスーパークリエイターズシリーズをはじめとした一部不採算タイトルの中止に伴う費用も計上したが、「ブラウザ三国志」や「ブラウザプロ野球」、「剣と魔法のログレス」などの主力タイトルの好調でカバーした。 ■コンシューマ事業は、売上高44億6300万円、セグメント利益11億9600万円だった。「ルーンファクトリー4」と「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-」がそれぞれ好調なセールスを記録した。前期発売の「牧場物語 はじまりの大地」のリピート受注も好調だった。また、受託開発部門でもソニー・コンピュータ・エンタテインメントの「SOUL SACRIFICE」の受託開発が順調に進捗した。 ■音楽映像制作部門は、売上高24億0300万円、セグメント利益5億3800万円だった。TVアニメ「スマイルプリキュア!」や「映画プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」の音楽・映像商品が収益に貢献した。ステージ制作部門では、「ミュージカル『テニスの王子様』」で合計95公演分の実績を計上したほか、関連DVDの販売も好調だった。人気ゲームを原作とした「ミュージカル『薄桜鬼』斎藤 一 篇」や「VISUALIVE『ペルソナ4』」の観客動員も順調に推移した。   ■2013年3月期の業績予想を上方修正 同時に、2013年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高170億円(前回予想185億円)、営業利益22億円(変わらず)、経常利益21億5000万円(同21億3000万円)、当期純利益17億5000万円(同12億9000万円)とした。     売上高については、オンライン事業のタイトルの一部において、リリース時期の見直しや品質向上のための開発期間を延長したことが主な要因。一方、利益面については、サービス開始の延期に伴う初期コストと経費の減少などにより、営業利益、経常利益ともに前回発表数値は確保できる見込み。純利益については、繰延税金資産を約4億円計上するため。
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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