サイバーエージェント、CAリワード、凸版、国内初の「リアル・リワード広告」を開発…「ガールフレンド(仮)」で実証実験

サイバーエージェント<4751>とCAリワード、凸版印刷は、本日(2月13日)、リアルの場からオンライン上でアプリのダウンロードを促す「リアル・リワード広告」を開発し、実証実験を2月12日より開始したことを明らかにした。

今回開発した「リアル・リワード広告」は、オンライン上で指定のアクションを行うとインセンティブが付与される成果報酬型広告であるリワード広告と、オフラインである実店舗での消費者行動を連動させた広告で、日本で初めての取り組みとなる。具体的には、消費者がNFC搭載のスマートフォンを、店舗内に設置されたNFCタグ付きのポスターにかざすと、対象アプリがダウンロードできる。さらにアプリのダウンロードに対するインセンティブとして、店舗内で利用できるクーポンなどを消費者に付する。

これまでのリワード広告は、オンライン上で完結するプロモーション手法だったが、今回の「リアル・リワード広告」は、リアル店舗から送客し、アプリ提供企業の新たなユーザーの獲得につなげる一方、プロモーションを実施する店舗にとっても店舗で利用可能なクーポンなどのインセンティブを販促施策として活用できる。また、アプリ提供企業は「リアル・リワード広告」経由でのアプリのダウンロード数、ダウンロードされた場所を、プロモーション実施店舗はクーポン発行枚数、クーポン利用者数データを取得できるため、アプリのダウンロード促進や店舗の改善・来店施策などに活かすことができる。

 

■「スペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店」で実証実験

2月12日から3月12日までの1カ月間、ランシステムとテクノブラッドの協力を得て、NFCタグ付きのポスター設置を複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店」で実証実験を実施する。スマートフォン版「Ameba」で提供する学園カードゲーム『ガールフレンド(仮)』のアプリをダウンロードすると、店舗内で利用できるクーポン(500円券)が取得するチャンスがあるクジに参加できる。

なお、3社の役割分担は、NFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション企画・マーケティング企画をサイバーエージェントが担当し、リワード広告に関する技術提供をCAリワードが担当、NFCコンテンツ配信サービス「Cylsee(シルシー)」を活用したNFC関連の技術提供を凸版印刷が担当する。

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る