ガンホー、2012年12月期は営業益690%増…『パズドラ』がけん引、1月月次も85億円と好調続く

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、本日(2月14日)、2012年12月期の連結決算を発表し、売上高258億円(前期比168.8%増)、営業利益92億円(同690.1%増)、経常利益93億円(同505.5%増)、当期純利益82億円(同395.2%増)だった。     同社では、PCオンライン事業の売り上げが順調に推移したことに加え、主に「パズル&ドラゴンズ」を中心とするスマートフォン向け新作タイトルが好調に推移したため、としている。モバイルコンシューマ事業で広告宣伝費などが増加したものの、売上高の伸びで吸収した。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■PCオンライン事業は、売上高80億円(同5.4%減)、営業利益13億円(同42.0%減)だった。主力タイトルである「ラグナロクオンライン」が2012年12月にサービス開始から10周年を迎えた現在も、ゲーム内でのイベント・キャンペーンや、新たな遊び方を提案することで安定的に推移しているとのこと。また「エミル・クロニクル・オンライン」も堅調に推移した。 ■モバイルコンシューマ事業は、売上高180億円(同1254.2%増)、営業利益86億円(同5億円の赤字)だった。スマートフォン向けでは、2012年2月にサービスを開始した「パズル&ドラゴンズ」が日本国内AppStoreにおいて「トップセールスランキング」で1位を継続し、2012年9月からサービスを開始したAndroid版も「売上トップのアプリ」ランキングで堂々1位を獲得するなど人気だった。また、「戦国テンカトリガー」や「クレイジータワー」「ケリ姫スイーツ」なども根強い人気を誇った。携帯型ゲーム専用機向けには2012年2月にPSVita向けに「ラグナロク オデッセイ」を発売した。 なお、モバイルとPCオンラインの収益が逆転したわけだが、当然、ラグナロクオンラインの関連売上高の比率も前期の68.6%から23.8%に下落している。     ■2013年12月期の見通し 2013年12月期の業績予想は非開示。ただし、今後月次売上高を開示するとのこと。1月の売上高は85億円(前年同期比1022.4%増)だった。