コーエーテクモ、第4次中計で大型2本を軸に開発加速 『Wo Long 2』『進撃の巨人3』に期待 未発表タイトルも複数投入へ

コーエーテクモホールディングス<3635>は、2027年3月期第1四半期決算説明会で、第4次中期経営計画におけるゲームパイプラインの考え方をあらためて説明した。開発体制の拡充を背景に、大型タイトルだけでなくミドルクラス作品も組み合わせたポートフォリオを構築し、2027年度まで未発表タイトルを含めて継続的に新作を投入していく方針を示した。
■期待値の高い大型作品として『Wo Long 2: Wings of Ember』と『進撃の巨人3』
同社は、第4次中計期間にコンソール・PC向け大型タイトル6本、ミドルタイトル19本、オンライン・モバイルの自社タイトル2本(公表済み)を計画。さらにFY2027までに未発表タイトルを複数投入するとしており、「開発体制拡充を背景に、ポートフォリオのバランスを重視して、質・量の成長を目指す」と説明した。
決算説明会では、公表済みタイトルのポートフォリオについても言及。「大型のほか、ミドルクラス以下のタイトルも複数発表している」とした上で、特に期待値の高い大型作品として『Wo Long 2: Wings of Ember』と『進撃の巨人3』の2作品を挙げた。
『Wo Long 2: Wings of Ember』はPlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Steamなどで2027年初頭の発売を予定。一方、『進撃の巨人3』はPlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Steam向けに今冬の発売を予定している。いずれも同社が大型タイトルとして位置付ける作品となる。
このほか、公表済みタイトルとしては、『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』(7月発売予定)、『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』(10月発売予定)、『信長の野望・飛翔』(今冬発売予定)、『カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~』(2027年初頭発売予定)のほか、『Wo Long: Fallen Dynasty Complete Edition』『三國志14 with パワーアップキット Complete Edition』のNintendo Switch 2版などもラインアップに並ぶ。

■大型依存ではなく「厚いラインアップ」へ
今回の説明で印象的なのは、会社側が「大型タイトルへの依存」ではなく、「タイトルポートフォリオ」を繰り返し強調した点だ。
近年のゲーム市場では開発費の高騰を背景に大型タイトルの成否が業績を左右しやすくなっている。一方、コーエーテクモは大型作品を軸としながらも、ミドルタイトルやリマスター作品、Switch 2対応版などを織り交ぜることで、年間を通じて収益機会を分散する戦略を採っているという。
決算説明資料でも、大型作品として『Wo Long 2』『進撃の巨人3』への期待を示す一方で、FY2027までに未発表タイトルを複数投入する計画を明らかにしており、今後も新作発表が続く見通しだ。第4次中計では、こうした厚みのあるパイプラインが中長期の成長を支える重要な柱となりそうだ。

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会社情報
- 会社名
- 株式会社コーエーテクモゲームス
- 設立
- 1978年7月
- 代表者
- 代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 非上場
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 兼 取締役会議長 襟川 陽一/代表取締役 社長執行役員CEO 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高883億9300万円、営業利益371億6800万円、経常利益570億円、最終利益428億3000万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635
