ドリコム、第1四半期の『ウィズダフネ』の売上は14%増と"異例"の成長 イベント精度向上や広宣改善など日々の積み重ね実る FF11コラボやアニメ化でさらなる拡大へ

木村英彦 取締役 編集長
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ドリコム<3793>は、本日開催した第1四半期決算説明会で、『Wizardry Variants Daphne(ウィズダフネ)』が前年同期比14%増と好調に推移したことを明らかにするとともに、「Wizardry」IP全体の価値向上を通じて、経済圏のさらなる拡大を目指す方針を示した。

説明にあたった内藤裕紀社長は、『ウィズダフネ』について「モバイルゲームタイトルは配信から1年ほど経過すると減収トレンドに入るケースが多いが、『ダフネ』は前年同期の実績を上回りながら成長している」と述べた。

第1四半期は1.5周年施策が奏功したほか、イベント運営の精度向上やマーケティング効率の改善が積み重なり、想定を上回る着地となったという。

成長要因について、「イベントの精度が上がり、日々の積み重ねが数字に表れてきた。広告についても投資効率が改善してきている」と語り、一過性ではない改善との認識を示した。

 

■初の他社IPコラボで新規ユーザー獲得を検証

第2四半期には、『ファイナルファンタジーXI』とのコラボレーションを実施する。同社にとって初となる他社IPとの大型コラボであり、内藤社長は「大きな実験が2つある」と説明した。

1つ目は、他社IPとのコラボによって新規ユーザーをどこまで獲得し、継続率を高められるか。もう1つは、これまでデジタル広告中心だったプロモーションに加え、OOH(屋外広告)など認知広告を本格投入した際の効果検証だ。

今回の取り組みを通じて、新たなユーザー獲得手法を確立できれば、『ウィズダフネ』をさらに成長させる余地が広がるとの考えを示した。

 

■『Wizardry』IP全体を200億円規模へ

『ウィズダフネ』単体ではなく、「Wizardry」IP全体の拡大を重視する姿勢を鮮明にした。内藤社長は、IP全体の経済規模はすでに100億円規模へ成長したとの認識を示したうえで、今後は200億円規模への拡大を目指す考えを説明した。

そのために、ゲームだけでなく売り切り型ゲームのラインアップ拡充やメディアミックス、グッズ展開などを積極化する方針だ。「経済規模が拡大すれば、中核タイトルである『ダフネ』の売上も伸びるという好循環を作っていきたい」と語った。

 

■アニメ展開も本格化

2026年は「Wizardry」シリーズ45周年の節目となる。同社は特設サイト開設を皮切りに各種施策を展開するほか、すでに発表済みのアニメ化も来年以降に控えている。

内藤社長は「アニメ化によって、これまで『Wizardry』に触れてこなかった新しいユーザーへリーチできる」と期待を示し、ゲームだけではないIP展開を進める考えを明らかにした。

 

■『ダフネ』依存ではなくIP全体で価値を高める戦略へ

同社は中長期的な成長戦略として、「IPを創出し、育成し、収益化するサイクル」の構築を掲げる。

『Wizardry』についても、『ダフネ』だけに依存するのではなく、コンシューマゲームやアニメ、グッズなど複数メディアへ展開することでIP価値を高め、その結果としてゲームにもユーザーが還流するエコシステムの構築を目指す。

今回の決算説明会では、『ウィズダフネ』の好調が短期的な業績寄与にとどまらず、「Wizardry」をグローバルIPへ育成する長期戦略の中核タイトルとして位置付けられていることが改めて示された。 

 

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株式会社ドリコム
https://drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高175億4700万円、営業利益4億800万円、経常利益3億1800万円、最終利益2億1300万円(2026年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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