メディア工房<3815>が4月13日に発表した第2四半期累計(9月-2月)の連結業績は、売上高12億1200万円(前年同期比20.4%増)、経常利益3億5900万円(同85.0%増)、四半期純利益2億1500万円(同92.7%増)だった。
同社では、会員数の底上げに努めるとともに、製作コスト削減やプロモーションの効率化に取り組んだほか、美容ポータルサイトの開設や韓国占いサイトへの有料占いコンテンツ提供を行った、としている。
主力の占いを中心とするコンテンツ事業では、コンテンツ数は58サイト、提供サイト数は181サイトで、有料会員数が前年同期比23.7%増の32万9733人と好調に推移したようだ。独自の解析ツールを用いたコンテンツマーケティングを推進し、無料公式サイト会員の有料コンテンツへの誘導や、プロモーションの効率化に努めた、としている。売上高10億5500万円(前年同期比30.4%増)、営業利益5億2900万円(同59.2%増)だった。
また携帯電話販売事業については、スマートフォンなど高機能端末の販売に注力したほか、商流の見直しを含めた合理化によって収益力が回復したとのこと。売上高1億6000万円(前年同期比16.0%減)、営業利益400万円(同黒字転換)だった。
■8月通期の見通し
2011年8月通期は、売上高23億8000万円(前期比11.5%増)、経常利益5億4500万円(同22.1%増)、当期純利益3億1000万円(同20.7%増)、EPS5691円42銭を見込む。従来予想からは変更なし。
同社では、引き続き携帯電話やPC向けに有料コンテンツを提供するとともに、コンテンツマーケティングを推し進め、有料会員数の底上げとプロモーションの効率化に努める、としている。またスマートフォン対応や国際化の推進、コンテンツジャンルの拡大なども図っていく。