エイベックスGHD、15年3月期は過去最高の売上達成も本社ビル建替に伴う減価償却の増加などで減益に

エイベックス・グループ・ホールディングス<7860>は、この日(5月14日)、2015年3月期の連結決算を発表し、売上高1692億円(前の期比7.9%増)、営業利益86億円(同16.8%減)、経常利益86億円(同23.9%減)、最終利益59億円(同12.0%減)だった。
 

過去最高の売上高となったものの、映像配信サービスのサービス拡充に伴う費用の増加や、本社ビルの建替え決議に伴う減価償却費の増加などにより、減益となった。

セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)音楽事業
売上高676億円(同8.8%増)、営業利益78億円(同59.4%増)だった。主力の音楽事業で利益率の高いアルバム作品の充実化が奏功した。

(2)映像配信事業
売上高398億円(同4.4%減)、営業利益18億円(同57.6%減)だった。映像配信サービスの会員数が軟調に推移したことに加え、サービス拡充に伴う費用が増加した。

(3)マネジメント/ライヴ事業
売上高は653億円(同15.6%増)、営業利益27億円(同14.5%減)だった。ライヴ動員数の増加などにより増収となったが、利益率の低い公演の割合が増加した。



■2016年3月期の見通し

2016年3月期は、売上高1630億円(前期比3.7%減)、営業利益110億円(同26.8%増)、経常利益97億円(同12.6%増)、最終利益43億円(同28.0%減)を見込む。
 
エイベックス株式会社
https://avex.com/

会社情報

会社名
エイベックス株式会社
設立
1988年4月
代表者
代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
決算期
3月
直近業績
売上高1215億6100万円、営業利益33億8500万円、経常利益40億5500万円、最終利益27億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7860
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