
【速報】グリー、ソーシャルゲーム運営子会社ファンプレックス設立 セカンダリー市場に参入 田中社長「グリーのノウハウを活用して維持・拡大させたい」

ファンプレックスは、マイネットやDeNA Games Tokyo、オルトプラス<3672>などと同じく、すでに運営しているソーシャルゲームやスマートフォンゲームの受託あるいは買い取りを行って運営する会社となる。いわゆるモバイルゲームの"セカンダリーマーケット"で事業展開を行う。スマートフォンゲーム会社のなかには、既存ゲームの運営に充てている人員を減らし、新規タイトルの開発にシフトする会社が増えているとのことだが、運営業務の委託ニーズが強いと判断したという。
グリーの田中良和社長(写真)は、「グリープラットフォームに参画するSAPを見ていると、新規タイトルの開発に着手するため、スタッフを移動させた結果、既存ゲームの運営がおろそかになってしまい、収益を落とすケースが散見された。グリーの持つゲーム運営ノウハウを他社のタイトルにも活用することで、収益を維持あるいは伸ばしていきたい」とコメントした。または、ネイティブゲームアプリがヒットした会社で、一定規模の収益のあるブラウザゲームを持っていた場合、ブラウザゲームを他社に移管・売却することで、ネイティブゲームアプリに社内リソースを集中させたいというニーズも根強くあるとのことだった。
なお、グリー本体ではなく、別会社で行う理由については、「新規ゲームの開発を行う人材と、運営を得意とする人材は、別の能力を持っていることが多いためだ。同 じ会社にいる意味が薄いと考えていた。また効率性を高めるため、有期社員の比率を高めるには、別会社のほうがやりやすいことも理由だ」(取締役 執行役員の小竹讃久氏)。すでに一定の収益規模のタイトルを引き継ぐため、事業リスクが相対的に小さく、マーケットとしての拡大余地も大きいという。
会場からはマイネットとの競合の可能性について質問が出た。これに対し、小竹氏は、すみ分けは可能との見方を示した。タイトルの規模によっては、移管・買い取りをする際、20~30人規模の人員を用意する必要があるため、すべてのゲームを1社だけで運営するのはとても不可能なためだ。両社で協力してマーケット拡大に努めていくという。

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企業情報(ファンプレックス株式会社)
会社名 | ファンプレックス株式会社 |
---|---|
URL | http://funplex.co.jp/ |
設立 | 2015年10月 |
代表者 | 下村 直仁 |
決算期 | |
直近業績 | |
上場区分 | |
証券コード |

企業情報(グリー株式会社)
会社名 | グリー株式会社 |
---|---|
URL | http://www.gree.co.jp/ |
設立 | 2004年12月 |
代表者 | 田中良和 |
決算期 | 6月 |
直近業績 | 売上高779億円、営業利益94億円、経常利益103億円、最終利益47億円(2018年6月期) |
上場区分 | 東証一部 |
証券コード | 3632 |

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