【ゲーム株概況(12/5)】『12オーディンズ』の台湾、香港、マカオ配信決定でenishが動意づく スクエニHDは『FF15』の好調材料に3000円台回復

12月5日の東京株式市場では、日経平均株価は続落し、前日比151.09円安の1万8274.99円で取引を終えた。イタリアで4日に実施された憲法改正の是非を問う国民投票の結果、レンツィ首相が辞意を表明したことで、国内市場にもリスク回避の売りが波及した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が一時525円まで買われるなど動意づいた。enishは、台湾のFunmily社との独占的ライセンス契約締結により、2017年夏から台湾、香港、マカオで『12オーディンズ』を配信することが決定したとの発表(関連記事)が材料視された。

また、『ファイナルファンタジーXV』の好調を背景にスクウェア・エニックスHD<9684>が続伸し、終値ベースで3000円台を回復したほか、モバイルファクトリー<3912>やNJホールディングス<9421>などが高い。

半面、キュレーションメディア問題を嫌気する形でDeNA<2432>が続落し、イグニス<3689>やLINE<3938>も売られた。モブキャスト<3664>は、『【18】キミト ツナガル パズル』のTVアニメ化が発表(関連記事)され、前場は1345円まで買われる場面があったものの、後場に入るとマイナス圏に沈んだ。


■関連銘柄
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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