エムティーアイ（MTI）<9438>が本日（7月27日）に発表した第3四半期累計（2010年10月～2011年6月期）の連結業績は、売上高244億円（前年同期比6.9％増）、営業利益28億円（同46.1％増）、経常利益28億円（同45.4％増）、四半期純利益15億円（同34.7％増）だった。
同社では、営業利益、経常利益の伸びについては、有料会員数の規模拡大に伴う増収効果に加え、音楽系サービスのダウンロード数の減少や健康情報など原価率の低いサービス構成比率が伸びたことにより、売上総利益が伸びたことが主な要因だったようだ。
当期純利益については、各利益の増加に加え、投資有価証券評価損（1億8200万円）やリース解約損（7500万円）といった特別損失が発生したものの、特別利益でコイン等引当金繰入額3億5500万円を計上したことで吸収した。
なお、6月末の会員の状況については、フィーチャフォン向け会員数は906万人（3月末比56万人減）、スマートフォン向け会員数は2011年6月末で30万人（同19万人増）で、全体の会員数は、936万人（同37万人減）だった。
■2011年9月期の見通し
2011年9月通期は、売上高335億円（前期比8.6％増）、営業利益36億円（同14.9％増）、経常利益35億6000万円（同13.6％増）、当期純利益21億円（同15.1％増）を見込む。
