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【グリー決算説明会】新章追加など既存タイトルの運営を強化 下期はあと3本の新作を予定…『ぷちぐるラブライブ!』などいずれも有力IPタイトルに

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グリー<3632>は、2月2日、東京都内で2018年6月期の第2四半期決算説明会を開催した。同日発表した第2四半期累計(7~12月)の連結決算は、売上高410億円(前年同期比35.8%増)、営業利益50億円(同24.5%増)、経常利益57億円(同10.0%減)、最終利益38億円(同69.4%減)となった。

説明会では、同社の田中社長と秋山常務が決算概要や事業概要などの説明を行った後、質疑応答が行われた。その質疑応答の内容も踏まえつつ、ゲーム・エンタメ事業の内容を中心に会見の様子をまとめてみた。



■『アナザーエデン』や『シノアリス』など既存タイトルの運営強化に注力


まずは業績の四半期推移(QonQ)を見てみると、第2四半期期間(10~12月)の売上高は前四半期比21.5%減の194億円、営業利益は同3.5%減の23億円、経常利益は同3.3%減の26億円、最終利益は同0.8%増の19億円となった。説明を行った秋山氏によると、第2四半期は「いったんの落ち着いたクオーターになった」とのこと。

第1四半期は、『アナザーエデン』や『シノアリス』などの前年度第4四半期にリリースしたタイトルの本格寄与で大きく伸びたが、この第2四半期は新たな積み上げはなく、新規タイトルの開発を進める一方で、既存タイトルの運営強化に取り組むという次の成長に向けた足場固めのような時期となっている。
 

その一方で、費用も前四半期比で18億円減少の171億円となった。第1四半期は新作のはリリースラッシュでマスプロモモーションを積極展開したが、これが落ち着き、広告宣伝費が前四半期比で9億円減少したほか、人件費が昨年7月に発表した海外拠点の閉鎖の影響もあって減少している。
 
 

■『SINoALICE』の運営体制は2倍に 開発パイプラインは5本でうち3本を下期配信予定


続いて、ゲーム・エンタメ事業の状況を見てみたい。モバイルゲームの国内コイン消費は、前四半期比では減少しているものの、前年同期比では倍増超となっている。前述の新作がリリース直後の過熱した状況から落ち着いた状況で、新章追加や大型コラボなど運営の強化をこの第2四半期は進めてきたという。
 

実際に各タイトルの状況を見てみると、Wright Flyer Studiosのタイトルである『アナザーエデン』は11月に新章を追加、『ダンメモ』も11月にソード・オラトリア編、新ストーリーの配信が開始となっている。担当の荒木氏によると「(両タイトルとも)12月に上がってきた。引き続き運営強化に取り組む」と、売り上げ成長への手ごたえを感じているようだ。
 

一方、ポケラボのタイトルは、『SINoALICE』が12月に新章「現実篇」を配信開始し、『戦姫絶唱シンフォギアXD』は原作とは異なったオリジナルストーリーの配信を開始している。この両タイトルついて、担当の前田氏は「『SINoALICE』は運営の体制を2倍くらいの規模に強化した。ファンの方が求めるツボ、感覚もつかめてきて、KPIも上がって手ごたえ感じている」「『シンフォギア』はコンテンツに合わせた費用コントロールができるようになってきた」とこちらも運用面の強化が進んでいるようだ。
 

また、足元第3四半期に入ってからではあるが、1月に同社初の女性向けIPとなる『LibraryCross∞(ライブラリークロスインフィニット)』を配信開始した。こちらについては、担当の小竹氏は「最初の熱量がすごく大事で、そこは成功したかなと思っている」と一定の手ごたえを得ているもよう。
 

なお、現在の開発パイプラインは5本がすでに開発進行中で、うち3本が下期にリリースされる予定となっている。うち1タイトルは『ぷちぐるラブライブ!』の事前登録を実施中だが、残りの2タイトルも他社有力IPを用いたタイトルとなるようだ。
 
 

■Nintendo Switch版『釣り★スタ』は売り切り型モデルで開発中


足元発表されたトピックスは、Nintendo Switch版『釣り★スタ』の開発だが、こちらは「F2P型ではなく、他のコンソール向けと同様の売り切り型モデルになる」(荒木氏)とのこと。これまでの『釣り★スタ』システムにこだわらず、「Joy-Con」などNintendo Switchならではの楽しみ方ができるタイトルとして開発中とのことだが、「初めての経験ということでリスクは抑えていく、VR版でリッチにリメイクしたアセットを生かす」(同)とするなど、直近リリースしたVR版の開発資産・経験を生かすことになるとのこと。

なお、田中社長は、「釣りゲームは底堅いニーズが一定の規模ある」とし、「釣りゲームで世界最大を目指したい」としていた。また、モバイルゲームとコンソールゲームの相乗効果も狙っているとし、今回のコンソールゲーム進出をモバイルゲームの展開にとってもプラスになるようにしていくとのことだ。
 

【関連記事】
【グリー決算説明会速報①】Nintendo Switch版『釣り★スタ』は「売り切り型モデルに」(荒木氏) 「Joy-Con」などSwitchならではの楽しみ方ができるタイトルに
 

■まとめ


2018年6月期の第3四半期累計(7~3月)の業績予想は、売上高606億円(前年同期比31.4%増)、営業利益75億円(同34.2%増)、経常利益82億円(同14.1%増)、最終利益55億円(同61.5%減)の見込み。QonQでは、第3四半期期間は売上高が前四半期比横ばいの見込みとなっており、広告宣伝費は第2四半期と大きく変わらない前提だとしている。

なお、『ダンメモ』の海外配信が「間近に迫っている。間もなく発表できると思う」(荒木氏)とのことで、既存タイトルの運営強化と海外展開で売り上げを伸ばしていくという同社の描く成長イメージが実現できるのかどうかが、まずは第3四半期以降の1つの注目ポイントとなってきそうだ。
 
 
(編集部:柴田正之)

 
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企業情報(グリー株式会社)

会社名 グリー株式会社
URL http://www.gree.co.jp/
設立 2004年12月
代表者 田中良和
決算期 6月
直近業績 売上高779億円、営業利益94億円、経常利益103億円、最終利益47億円(2018年6月期)
上場区分 東証一部
証券コード 3632

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