18年4-6月決算、ドリコムに関するスマホアプリ&ソーシャルゲーム決算記事

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【ドリコム決算説明会】既存タイトルの売上減と運用費増で第1四半期は赤字に 次四半期は増収・採算改善も赤字継続 「enza」は情報開示も検討

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ドリコム<3793>は、7月31日、第1四半期(18年4~6月)の連結決算を発表するとともに、東京都内でアナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。発表した決算は、売上高28億6400万円(前年同期比11.4%増)、営業損益4億1700万円の赤字(前年同期3400万円の黒字)、経常損益5億1200万円の赤字(同1700万円の黒字)、最終損益5億0400万円の赤字(同400万円の赤字)となり、増収・赤字転落となった。前四半期との比較(QonQ)は、売上高が7.9%減、営業損益、経常損益、最終損益はいずれも赤字幅拡大となった。
 


赤字幅が拡大したのは、2017年3月期以降にリリースした一部タイトルの売上が落ち込んだことに加えて、運用ゲームアプリ数の増加による運用費の増加、一部タイトルで実施したプロモーション施策などが主な要因だった。運用費については、以前から説明されていたが、新作リリースからしばらくの期間、追加要素の開発を行う開発チームと、イベントなどを行う運用チームが並走するため、運用に係る人件費が安定運用期に比べて2倍かかるという。また、売上拡大を目的に導入を進めている既存ゲームアプリの大型改修投資を研究開発費として処理したことも圧迫要因となった(関連記事)。
 


 
■第2四半期の見通し 売上は回復へ

続く第2四半期(7~9月)では、売上高が前四半期比で6.0%増の30億3600万円となる見通し。『ONE PIECEトレジャークルーズ』など長期運用タイトルの売上高の伸びに加えて、6月にバンダイナムコエンターテインメントよりリリースされた新作タイトル『デジモンリアライズ』がセールスランキングでTOP30に入るなど好調な立ち上がりとなっており、売上に寄与する見込みだ。決算の説明にあたった内藤裕紀社長(写真)は、「売上高の減少が続いていたが、第1四半期をボトムとしていったん上昇基調に入るだろう」との見方を示した。
 


長期運用タイトルの売上が伸びているのは、大型アップデートの効果による。「大型アップデートによって、より新しいゲーム体験をユーザーに提供し続けるようにしたが、体感としても数字としてもいい結果につながった」。今後も大型アップデートを定期的に行う考え。スマホゲームの市場は成熟化しているが、新しいタイトルのリリースで売上を保っているというより、既存タイトルがアニメや家庭用ゲームなどのIPとのコラボや大型アップデートで売上をキープしている側面が大きいという。
 


営業損益は1億3300万円の赤字と赤字幅は縮小する。長期運用のIPタイトルは、1タイトルあたり単月で5000万円の利益計上というIP戦略の目標をクリアしており、引き続き伸ばしていく考え。その一方で、不振だった2017年3月期以降にリリースしたタイトルについては、運用体制の見直しを行っており、8月から費用削減効果が徐々に出てくるとのことだった。前述の大型アップデートに絡んで発生した研究開発費を先行計上していたことも改善要因だ。
 


また、経常損益が2億3800万円の赤字、最終損益が2億4600万円の赤字となる。営業損益に比べて経常損益の赤字幅が拡大するが、これは「enza」への先行投資による。「enza」を運営するBXDは、ドリコムの持分法適用関連会社となるため、同社の収益は営業外収益から反映される。現状、月間で営業損益ベースで1~1.5億円の赤字が発生するなど先行投資の局面となっているという。同社では、当初は半年程度の投資局面を見込んでいたが、会員登録や課金関係などで課題があり、収益貢献の時期を半年ほど遅らせる考えを示した。


 
■「enza」は開示できる数字の有無を検討
 

注力しているHTML5を使ったブラウザゲームプラットフォーム「enza」については、アクティブユーザー数や売上などの指標などを今回の説明会では発表していないが、内藤社長は、バンダイナムコエンターテインメントと協議し、対外的に発表できる数字があるかどうか検討を行う考えを示した。「(指標の開示は)すぐに実現できるものではないだろうが、いずれ何かの指標を発表できればと考えている」。

指標を開示することについて、内藤社長は、単にIRという観点だけでなく、プラットフォームへの参画を検討するアプリ開発会社にとっても盛り上がりを示す指標は重要な情報になると説明した。またゲームを利用するユーザーにとって、そこで提供されるゲームが好きなIPかどうか、面白いかどうかというだけでなく、盛り上がっているかどうかも重要な情報になっており、ユーザー層の拡大という点からも有用であると述べた。


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企業情報(株式会社ドリコム)

会社名 株式会社ドリコム
URL http://www.drecom.co.jp/
設立 2001年11月
代表者 内藤裕紀
決算期 3月
直近業績 売上高131億9200万円、営業利益1億9000万円、経常損益2900万円の赤字、最終損益2億0400万円の赤字(2018年3月期)
上場区分 東証マザーズ
証券コード 3793

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