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【DeNA決算説明会】3Qは主力タイトルの売上減で減収・赤字に 年初からの好調と周年タイトル貢献で4Qは収益回復へ

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ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月7日、第3四半期の決連結算(IFRS)の発表を行うとともに、東京都内でアナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。発表した決算は、売上収益946億円(前年同期比11%減)、営業利益85億円(同67%減)、最終利益80億円(同65%減)となり、大幅減益での着地となった。

第3四半期(10~12月)の業績を見ると、売上収益264億円(前四半期比QonQで23%減)、営業損益21億円の赤字(前四半期実績56億円)、最終損益17億円の赤字(前四半期実績44億円の赤字)と減収・赤字転落となった。
 


決算説明会に臨んだ守安功社長(写真)は、「悪い結果だった。ゲーム事業のトップライン(売上高)がQonQで減ったことが主な要因だ。会計処理上の一過性の要因もあった」と振り返った。プロ野球がシーズンオフとなるスポーツ事業と、投資先行となっている新規事業については、期初の計画に沿った着地になったという。

ただ、第4四半期(1-3月)については、業績が回復する見通しだ。後述のようにゲーム事業が年初から復調している上、周年を迎えるタイトルが増えるためだ。売上収益311億円(QonQ18.0%増)、営業利益50億円、最終利益24億円と増収・黒字転換を見込む。


 
■ゲーム事業

売上収益198億円(QonQ7%減)、セグメント31億円(同34%減)と減収減益だった。ゲーム事業の売上の低下については、特定タイトルによるものではなく、既存の主力タイトルの売上が軒並み低下したことだった。

第1四半期から計画に対して遅れが生じており、第2四半期と第3四半期で挽回していく計画だったが、第3四半期でむしろコイン消費が低下したという。さらに一時的な会計処理で8億円の損失が発生したことも響いた。売上の低下に対応してコスト削減を行ったが、カバーできなかった。

一時的な会計処理とは、外部プラットフォーマーに対する債権額に関して、過去の支払手数料の計上漏れが判明し、過去分も含めて8億円を計上したとのことだった。次の四半期では発生しないとした。
 


第4四半期(1-3月)については増収増益となる見通し。守安社長は、1月の立ち上がりが良好でそれを維持していること、そして、主要タイトルの周年イベントを2月、3月に控えていることを主な増収増益要因としてあげた。売上高は230億円(同16%増)、セグメント利益は50億円(同61%増)と大幅な増益を見込んでいる。
 


なお、来期のゲーム事業については費用削減だけでは限界があるとし、新作のヒットを狙う考えを示した。注力タイトルとして、NetEaseが開発し、今春リリース予定の『永遠の七日』をあげた。「モチーフやゲーム性などコアユーザー向けで、初期から山を作っていくイメージ。ARPUの高いタイトルになるだろう」と述べ、早期の収益貢献への期待を示した。
 

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■スポーツ事業

売上収益が12億円(同85%減)、セグメント損益24億円の赤字(前四半期10億円の赤字)だった。プロ野球・横浜ベイスターズがシーズンオフに入ったことが主な要因だ。また、昨年比でも売上高が56%減少し、営業損益の赤字幅も10億円から24億円に増えるなど悪化したが、カレンダーの影響が大きいという。前期においては第3四半期にも主催試合が行われたほか、ポストシーズンの影響もでていたが、今期はそうしたプラス効果が発生しなかったとのこと。


 
■新規事業・その他

売上収益が28億円(同4%増)、営業損益が19億円の赤字(前四半期18億円の赤字)だった。投資先行となったが、計画通りの着地となったという。タクシー配車アプリ「MOV」とヘルスケア型保険、ソーシャルLIVEサービス「SHOWROOM」と「Pococha」をあげた。

MOVについては神奈川で182業者のうち、82業者が導入するなど普及が進んだほか、東京都内や京阪神エリアでの提供エリアを順次広げていく考えだ。またヘルスケア型保険ではメットライフと業務提携を行うなど一定の進捗が見られた。
 


 
■EC事業

売上収益29億円(同6%増)、営業利益3億円(同18%減)だった。事業売却を行っており、徐々に規模が縮小してきたが、今回、全体の売上の80%近くを占めるペイジェントの売却が決まった。「ペイジェントはじっくりと伸びてきたが、競争が厳しく、このままやっていくより、違う座組のほうが大きな成長になると判断した」とのこと。
 


 
■まとめ

守安社長は、ゲーム事業の売上減に対してコスト削減だけでは利益確保において限界があるとしつつ、新作の収益貢献が今後の業績拡大において重要であると強調した。『メギド72』など直近リリースタイトルをいかに伸ばしていくか、そして、「日式」(日本風)の作品として中国や台湾などで高い人気を集めた新作『永遠の七日』をいかにうまく立ち上げるかが目先のポイントになるだろう。また中長期的には、新規事業や集英社との取り組みなど「種まき」も多く、これらがいつ花開くかも注目しておきたいところだ。
 
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企業情報(株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA))

会社名 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
URL http://dena.jp/
設立 1999年3月
代表者 守安 功
決算期 3月
直近業績 売上収益1393億円、営業利益275億円、最終利益229億円(2018年3月期)
上場区分 東証一部
証券コード 2432

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