東映アニメ、2Q版権事業の営業利益は14%増の78億円 国内『ドッカンバトル』にかげりも『レジェンズ』カバー 海外は契約更新や新規契約のMG計上

東映アニメーション <4816> は、この日(10月25日)の引け後に発表した第2四半期(4月~9月)の決算発表で、版権事業の売上高は161億4300万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は78億8000万円(同14.1%増)と増収増益となったことを明らかにした。

同社によると、国内版権部門は、売上高が同9.6%増の84億0200万円だった。『ドラゴンボールレジェンズ』や劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けたタイアップ・販促向け許諾が好調に稼動したという。

海外部門は、売上高が9.7%増の77億4100万円だった。『ドラゴンボールファイターズ』や『ドラゴンボールレジェンズ』の許諾契約の反動減があったが、複数アプリの更新契約や新規許諾契約(最低保証金、MG)があった。「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」の商品化権許諾も好調だった。

 
 
▲国内版権事業の売上推移。「ドラゴンボール」は、『ドッカンバトル』の勢いにかげりがあるものの、『レジェンズ』がカバーしているという。

 
▲「ドラゴンボール」や「ワンピース」の商品化権販売が前期より好調に推移した。アプリゲームの更新契約や新規契約のMG(最低保証金)を複数計上したが、収益の先取りとなるため、第3四半期以降は反動が懸念されるという。
東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高874億5700万円、営業利益286億6900万円、経常利益297億9100万円、最終利益209億円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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