
ボルテージ、第1四半期は減収・営業赤字 既存タイトル黒字も新領域への先行費用かさむ 新規は1タイトルを開発中
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ボルテージ<3639>の第1四半期(7~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比9.6%減の16億5100万円、営業損益が7400万円(前年同期は8900万円の赤字)と減収・赤字幅縮小となった。同社によると、売上が減少したものの、経費を抑制することで赤字幅が縮小した、としている。11月7日に発表した第1四半期の決算説明会資料をもとに状況を見ていこう。

売上が減ったのは、主力の日本語の女性向けのタイトルであり、前年同期比8%減の10億0300万円となった。他方、英語の女性向けと男性向けがそれぞれ5%増の3億6900万円、8%増の2億4900万円と復調したが、日本語女性向けの低下をカバーできなかった。

費用の抑制については、広告宣伝費を前年並みを維持しつつ、労務費などの固定費を削減することで実現した。

また、タイトルの収益状況については、読み物型やアバター型、英語女性向け、男性向け、イベント・ライツ展開など既存タイトルについては営業利益を生んでいるものの、ブラウザやアジア女性向け、Switch向けなど新領域への先行費用が発生している状況にあるそうだ。新領域の収益状況が今後の鍵を握ることになる。

なお、パイプラインは、日本語の女性向けタイトル1タイトルの開発を行っている。さらにアプリ内の新作として日本語女性向けが6本、英語女性向けが3本開発しているとのこと。既存タイトルのグローバル展開の状況についても明かした。


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企業情報(株式会社ボルテージ)
会社名 | 株式会社ボルテージ |
---|---|
URL | http://www.voltage.co.jp/ |
設立 | 1999年9月 |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 津谷祐司 |
決算期 | 6月 |
直近業績 | 売上高73億91百万円、営業利益-10億42百万円、経常利益-10億67百万円、当期純利益-13億28百万円(2018年6月期) |
上場区分 | 東証一部 |
証券コード | 3639 |

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