第24回手塚治虫文化賞、高浜寛氏『ニュクスの角灯(ランタン)』がマンガ大賞に



朝日新聞社は、「第24回手塚治虫文化賞」の各賞を発表し、マンガ大賞に高浜寛氏の『ニュクスの角灯(ランタン)』を選出した。6月に予定していた贈呈式は、新型コロナウイルスの感染拡大している状況を鑑み、延期するとのこと。


◆ マンガ大賞 (年間のベスト作品)
『ニュクスの角灯(ランタン)』 (リイド社) 高浜寛(たかはま・かん)


◆ 新生賞 (斬新な表現、 画期的なテーマなど清新な才能の作者)
田島列島(たじま・れっとう)
『水は海に向かって流れる』『田島列島短編集 ごあいさつ』(講談社)などで、 家族や男女の機微を柔らかな絵と言葉で表現する独自性に対して


◆ 短編賞 (短編、 4コマ、 1コマなどが対象)
『夢中さ、 きみに。』 (KADOKAWA ) 和山 やま(わやま・やま)


◆ 特別賞 (マンガ文化の発展に寄与した個人・団体)
長谷川町子(はせがわ・まちこ)
生誕100年を迎えた今も愛される作品の力とマンガ文化への貢献に対して


手塚治虫文化賞は、手塚治虫氏の業績を記念し、 志を継いで日本のマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、 朝日新聞社が1997年に創設した。 「マンガ大賞」のほか、 「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、 鉄腕アトム像=写真=と賞金(大賞200万円、 その他100万円)・賞状が贈られる。



【選考委員】
<社外>(敬称略、 五十音順)
秋本治 (漫画家)
杏 (俳優)
桜庭一樹 (小説家)
里中満智子 (マンガ家)
中条省平 (学習院大学フランス語圏文化学科教授)
南信長 (マンガ解説者)
みなもと太郎 (漫画家・マンガ研究家)
ヤマダトモコ (マンガ研究者)
<社内>
中村史郎(朝日新聞社執行役員編集担当)
山口進(朝日新聞東京本社編集局長補佐〈前東京本社文化くらし報道部長〉)



(C)高浜寛/リイド社
(C)田島列島/講談社
(C)和山やま/KADOKAWA
(C)長谷川町子美術館