ヴィレッジヴァンガード、20年5月期は営業損失2.86億円と赤字転落 新型コロナの影響で店舗売上が減少

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>の2020年5月期の連結決算は、売上高292億6700万円(前の期比13.6%減)、営業損失2億8600万円(前の期は4億4700万円の利益計上)、経常損失3億0800万円(同4億4200万円の利益計上)、最終損失6億1800万円(同1億8800万円の黒字)と減収・赤字転落となった。

新型コロナの拡大に伴い、店舗の臨時休業や営業時間の短縮、イベントの中止など営業機会の縮小が響いた。売上総利益については、仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化を継続的に取り組んだほか、販売管理費の削減とに効率化に取組んだものの、減収の影響をカバーできなかった。

第3四半期までは減収減益であり、第4四半期(3~5月)で挽回する計画を立てていたのだが、新型コロナの影響もあって目標を達成することができなかったようだ。

なお、同社では、安心できる店舗運営ができるよう、店舗内のソーシャルディスタンスを促すシールを設置、レジ前にビニールカーテンの設置など、さまざまな防止策を開始した。さらにはライブ配信や、オンラインでのコラボグッズ販売など新しいヴィレッジヴァンガードの形を模索したという。