フラー、新潟支社を移転して新たに「新潟本社」に 柏の葉本社との二本社体制で地域経済の活性化とデジタル戦略を推進


フラーは、旧新潟支社をオフィス移転し、創業9周年の日である2020年11月15日付で登記上の本店を新潟に移し、新たに「新潟本社」としたことを発表した。

同社は、2011年11月15日に茨城県つくば市で設立し、茨城県守谷市を経て、2014年10月に本社を千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅近くに移転した。以来約6年間、同社は、この柏の葉の本社をビジネス、ならびに多くのメンバーのライフスタイルの拠点として、成長、拡大を続けてきた。

また、同社は、2017年1月に創業者である渋谷修太氏(代表取締役会長)および櫻井裕基氏(取締役副社長)の故郷である新潟の地に、県内のIT活用支援と雇用創出を目指し、第2の事業拠点として新潟支社を開設した。

今回、同社は、地域貢献への想い、昨今の地方回帰の趨勢、人材確保を通じた最良のモノづくり、メンバーのライフスタイル支援など、さまざまな面から本社のあり方を見直し、柏の葉本社と新潟本社の二本社体制で、それぞれの特長を最大限に活かした経営により中長期的な成長を目指すこととした。

・地方のデジタル戦略の推進の旗手として
昨今「DX」(デジタルトランスフォーメーション)がホットワードになり、首都圏に集中するIT企業だけではなく、大企業、地方、行政機関などあらゆる組織で、新たな時代に対応するためのデジタル戦略が推進されている。また、生活の利便性向上のためスマートフォンアプリの活用があらゆる場面で広がりを見せている。

同社は、これまでの取り組みから新潟有数のIT企業として評価を得ているが、地域経済の活性化とデジタル戦略推進の期待にさらに応えるべく、新潟本社を拠点とした事業体制の強化を図っていく。将来的には、新潟以外の地域に向けても取り組みを拡大し、日本からITの地域格差をなくすことを目指していく。

・「新潟で働きたい」という想いに応えるため
本社移転と合わせて、新潟オフィスを大幅に拡張したことにより、今後、同社メンバーは、柏の葉と新潟とで、住み働く場所を選択できるようになる。現在、希望者を募っており、当初数人が新潟に移住する予定だ。

また、同社では、IT業界に携わる方々の「新潟で働きたい」という期待に添えるよう採用活動を積極的に行っており、これまでに県内居住者だけでなく、数多くのUIターン希望者から想定を上回る多くの応募を得ている。

この背景に「アフターコロナ」の働き方、ライフスタイルが模索されている中で、従来の首都圏一極集中から、地方回帰の流れが存在しており、中でも首都圏へのアクセスに優れた新潟には、大きな可能性があると考えているという。同社は、今回の新潟への本社移転を機に、 新潟県内におけるIT人材の採用、育成、教育機関との連携などの取り組みを一層推進していくとしている。

<新潟本社>
所在地:新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 PLAKA2 2階 NINNO内
本店移転日:2020年11月15日