
カヤック、20年12月期はハイパーカジュアルゲームをけん引役に過去最高の売上高に 営業益は3年ぶり黒転 今期売上高100億円、営業益10億円を見込む
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売上高87億4900万円(前々期比37.1%増)
営業利益7億4400万円(前々期5億3500万円の赤字)
経常利益7億4000万円(同5億4000万円の赤字)
最終利益5億500万円(同3億400万円の赤字)

サービス別の売上高の状況は以下のとおり。
①クライアントワーク…売上高21億5400万円(前々期比2.5%増)
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあったが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、リアルイベントの開催中止・延期などが発生している。
②ゲーム…売上高42億1200万円(同80.6%増)
ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』『Noodle Master』『Paint Dropper』『Masking Print』の累計ダウンロード数は、2020年12月末時点で全世界合計1.41億件を超え、好調に推移している。また、カヤックアキバスタジオでの受託案件も拡大基調にある。
③ゲームコミュニティ…売上高14億900万円(同46.4%増)
トーナメントプラットフォームの「Tonamel(トナメル)」lの大会開催数が前々期比364%増の5812件と成長した。
④ちいき資本主義…売上高2億8900万円(同125.5%増)
2020年12月末時点で、移住プラットフォームサービス「SMOUT」の累計登録ユーザー数は前々期末比163%増の2.26万人となり、順調に拡大している。
⑤その他サービス…売上高6億8200万円(前期比20.3%減)
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、上期に大きく業績が悪化したものの、下期にかけては緩やかな回復基調にある。また、子会社で展開する不動産仲介サービスは、都心から郊外へ転出需要を取り込み、緩やかな回復傾向が継続している。
■2021年12月期も2ケタ超の増収増益見込む
なお、2021年12月期通期の連結業績予想は、以下のとおり。
売上高100億円(前期比14.3%増)
営業利益10億円(同34.3%増)
経常利益9億5000万円(同28.2%増)
最終利益5億8000万円(同14.8%増)

あわせて読みたい( 20年10-12月決算・カヤック )
企業情報(株式会社カヤック)
会社名 | 株式会社カヤック |
---|---|
URL | http://www.kayac.com/ |
設立 | 2005年1月 |
代表者 | 柳澤大輔/貝畑政徳/久場智喜 |
決算期 | 12月 |
直近業績 | 売上高58億1600万円、営業損益3億9100万円の赤字、経常損益3億4700万円の赤字、最終損益2億5300万円の赤字(2018年12月期) |
上場区分 | 東証マザーズ |
証券コード | 3904 |

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