IGポートの3Q、増収・赤字幅拡大…大型作品好調も減価償却負担で

プロダクションIGなどを傘下に持つIGポート<3791>は、第3四半期(2012年6月~2013年2月期)の連結決算を発表し、売上高41億4200万円(前年同期比18.2%増)、営業損益1億8300万円の赤字(前年同期7700万円の赤字)、経常損益1億5500万円の赤字(同7800万円の赤字)、四半期純損益2億2000万円の赤字(同9600万円の赤字)だった。     「宇宙戦艦ヤマト2199」と「ギルティクラウン」の版権収入が好調に推移したものの、大型作品への出資に伴う映像マスターの減価償却費負担が収益を圧迫した模様。また攻殻機動隊のソーシャルゲームやスマートフォンアプリ、キャラクター商品などの収益は伸びた模様だ。 また映像制作に関しては、劇場用アニメ「009 RE:CYBORG」、テレビ用アニメーション「PSYCHOPASS サイコパス」「ROBOTICS;NOTES」「宇宙戦艦ヤマト2199」「黒子のバスケ」「輪廻のラグランジェ」などを手がけたという。   ■2013年5月期の見通し 2013年5月期は、売上高66億3200万円(前期比20.6%増)、営業利益4200万円(同57.0%減)、経常利益5500万円(同21.0%減)、当期純利益4200万円(同20.9%増)を見込む。従来予想からは変更なし。