サイバーエージェント<4751>は、本日(4月25日)、第2四半期(2012年10月~2013年3月期)の連結決算を発表し、売上高821億円(前年同期比20.7%増)、営業利益51億円(同53.3%減)、経常利益53億円(同51.2%減)、当期純利益95億円(同87.8%増)だった。
同社では、営業利益と経常利益は減益となったが、スマートフォン向けコミュニティ&ゲームSNS「Ameba」のテレビCMや交通広告などの大規模なプロモーションなど先行コストが発生したことが主な要因だった。他方、FX事業などの売却に伴う特別利益の計上で、純利益が大きく伸びた。
(1)Ameba関連事業は、売上高136億円(同7.7%増)、営業損益46億円の赤字(同31億円の黒字)だった。スマートフォン向けコミュニティ&ゲームSNS「Ameba」の成功に向け、大規模なプロモーション展開や前期までインターネット広告事業に属していたスマートフォンメディアの新規開発事業の統合等を行った。
(2)SAP・その他メディア事業は、売上高315億円(同45.0%増)、営業利益32億円(同4.5%増)だった。SAP事業の国内、海外における積極展開を行った。
(3)インターネット広告事業は、売上高389億円(同13.8%増)、営業利益41億円(同40.6%増)だった。スマートフォン広告の販売が順調の伸びた。
(4)投資育成事業は、売上高14億円(同914.8%増)、営業利益7億(前年同期1億4000万円の赤字)だった。投資したベンチャー企業の保有株式の売却などを行った。
(5)FX事業は、売上高29億円、営業利益16億円だった。2013年1月31日に連結子会社サイバーエージェントFXの全株式を売却したため、2012年10月1日~2013年1月31日までの業績のみとなっている。
■2013年9月期の見通し
2013年9月期は、売上高1700億円(前期比20.5%増)、営業利益100億円(同42.6%減)、経常利益100億円(同41.7%減)、当期純利益120億円(同40.8%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751